ランとらコラム

ランニング、タイガース、大相撲などのスポーツ観戦、色鉛筆画、「あっこれいい!」というモノなどについてお届けします。

平昌オリンピック前半〜ホッとした沙羅ちゃんのメダル獲得、史上最高かつ命がけの歩夢くんの戦い〜

こんにちは、ちいです。

冬のオリンピックは夏のオリンピックほど盛り上がらないね。
と言いつつもやっぱりスポーツを見るのが大好きで、始まると見入ってしまうオリンピック。
注目競技に合わせてお風呂に入る時間を調整したり、それ程興味のない競技でもお風呂までテレビをもって行ってなんとなく見始めた挙句、湯船でのぼせそうになったりしています。

平昌オリンピックの前半戦、私の注目競技はジャンプ女子とスノーボードハーフパイプ男子。

まずはジャンプ女子から。
ワクワク、いや、ドキドキさせてくれた高梨沙羅ちゃん。
前回のソチオリンピックではそれ以前のワールドカップで圧倒的な強さをみせ、金メダルの最有力候補だったものの、まさかのまさかでメダルを逃し悔し涙。
そこからの再スタート。
 
4年経ち、やってきました平昌オリンピック
ワクワクを上回るドキドキとともに、高梨沙羅ちゃんのジャンプが始まりました。
「飛べ、イケイケ~。(落ちるな~)」と言いながら立ち上がり、テレビの前で自然と手を合わせ応援。
f:id:chiidax:20180216231850p:image
やった!大ジャンプ!
銅メダル獲得!
伊藤有希ちゃんが真っ先にかけより高梨沙羅ちゃんを称えます。
良かった良かった。
メダルを獲得した高梨沙羅ちゃんを見ていると嬉しさよりホッとした気持ちになります。
良かった良かった。

ふと、ここで伊藤有希ちゃんの気持ちを考えてしまいます。
高梨沙羅ちゃんと共にメダル候補として名前が挙がっていた伊藤有希ちゃん。
確か、大会によっては高梨沙羅ちゃんより上の表彰台に上ったりもしてしました。
ソチオリンピックでは、悔し涙を流す高梨沙羅ちゃんを慰めていた伊藤有希ちゃん。
彼女だってほんの数時間前までは、金メダルを取るぞ!取れるぞ!と思っていたはず。
レジャンド葛西さん曰く、伊藤有希ちゃんのジャンプ時は、35人中最悪の風当たりだったそう。
風の当たり外れがある競技である事は十分承知しているものの、入賞を逃す9位という結果はものすごく悔しいはず。
しかし彼女は、銅メダル獲得の高梨沙羅ちゃんに真っ先にかけより「おめでとう!」とハグ。

f:id:chiidax:20180216232022j:image
なんという人間力
強い強い優しさ。

一夜明け、レジェンド葛西さんにバレンタインのチョコレートを届けるべく訪ねてきた伊藤有希ちゃんに、葛西さんが「今回は残念だったな。」と声をかけると、大粒の涙を流し始めたという。

4年後、伊藤有希ちゃんの首に金メダルがかかっている事を願っています。
彼女に幸運の風が吹きますように。

ところで前回のソチオリンピック以前、高梨沙羅ちゃんとサラちゃん対決でジャンプを盛り上げていたアメリカのサラちゃん(サラ・ヘンドリクソン選手)は今どうしているのかなと思っていたら、今大会で19位となっていました。
怪我に苦しみ何度も膝の手術をしたそうです。
ワールドカップ初代女王であるアメリカのサラちゃんは、今回のジャンプの後「とてもうれしかったし、ジャンプを愛しているから」と板にキスをしたそうです。


さてもう1つの注目競技はスノーボードハーフパイプ男子。
19歳の平野歩夢くんと神様ショーン(ショーン・ホワイト選手)の一騎討ち。

スノーボードハーフパイプの採点は特徴的で、個人の得点を合計していく(積み上げ方式)ではありません。

3回の試技をして一番高い得点の試技をした人が勝者となります。
全試技の中で一番カッコいい試技をしたのは誰か?を決めるのです。

まず、平野歩夢くんが2回目の試技で、"フロントサイド・ダブルコーク1440からのキャブダブルコーク1440"の連続技を決め、95.25点という高得点をたたき出しトップに立ちます。

f:id:chiidax:20180216225625j:image
満点は100点ですが、95.25点というのはこの段階でつけられる最高の得点と言って良いものです。
スノーボードの採点は相対評価なので、それより前の全試技と比べてどうかという事で点数をつけていきます。
試技は予選の成績の逆順となる為、予選の成績が3番目だった平野歩夢くんの決勝での順番は最後から3人目となり、平野歩夢くんより後で滑る予選上位の選手が2人います。
つまり平野歩夢くんの2回目の試技が終わった時点で、平野歩夢くんとそれより後で滑る2人の試技を合わせると後5回の試技があるのです。
もしもこの時点で100点満点をつけてしまうような事があると、その後それを上回る試技が出たとしても満点の100点より高い得点が付けられないので、順位が付けられなくなってしまうという事態が起こります。

そのような事を避ける事から、95.25点はこの段階でのほぼ最高得点と考えられます。
この後、残りの5回の試技で各選手が次々と前者を上回る良い試技を行ってたとしても点数を正しく付ける事が出来、一番最後の試技まで100点満点を付けられる可能性を残しておくのです。

さて、追い詰められた神様ショーン。
これまで彼自身が本番で成し遂げていない技であり、ほんの少し前に目の前で平野歩夢くんが成功させた技である"フロントサイド・ダブルコーク1440からのキャブダブルコーク1440"の連続技に、挑戦することを決断。

勝つ為にはそれしかないと判断したのです。

 

そしてショーンがスタート!

見事、"フロントサイド・ダブルコーク1440からのキャブダブルコーク1440"の連続技を成功させます。
おまけに前方回転も入れ、完璧な試技をやり遂げます。
得点は97.75点。

この瞬間、
神様ショーンの金メダル確定。
平野歩夢くんの銀メダル確定。

f:id:chiidax:20180216225650j:image
2人ともこれまでで最高の試技でした☆彡

これまで神様ショーンは2度、100点満点をたたき出した事があります。
今回、ショーンの得点が100点でなかったのは相対評価のなせるところなのです。
相対評価の対象となった歩夢くんの95.25点の試技があまりにも素晴らしく、歩夢くんの試技と4.75点以上の差が付く100点満点をショーンの試技に付ける事ができなかったのです。

6人いるジャッジの誰一人として100満点を付けなかった。
つまり今回は、間違いなく史上最高レベルの戦いだった。

♪───O(≧∇≦)O────♪

ショーンは顔面を62針縫う大怪我、歩夢くんも左膝靭帯と肝臓損傷の大怪我からの大復活。
まさに命がけの戦い。
鳥肌が立ちました。

この2人は東京オリンピックにスケボーで参加するとかしないとか?
もしもまた、夏の大会でこの2人が今回のような戦いを繰り広げてくれるとしたら、

 

想像するだけでドキドキします。