こんにちは、ちいです。
シアトル旅行⑥
ロックンロールマラソン(ハーフの部)後半戦。
橋を渡り切ったら、湖に沿って走ります。
途中でトイレ待ち列に並んでいる夫を見つけ、「先に行ってるよ~」と声を掛けます。
しばらく走っていると、
夫からLINEで「トイレ待ちの列が長いので、ガスワークパークの公園のトイレまで行く」と連絡がありました。
まぁ、大変(笑)。
段々と疲れが見えてきた父に声を掛けながら、ダーッと先に走って行って父が走ってきたところをパシャリ、走り過ぎたところをパシャリと写真を撮ります。
引き続き、父の完全サポーターに徹します。(笑)
BROOKSの会社の前に、でっかい“RUN HAPPY”
走るのはしんどいけど、走る事が出来るってホントに幸せな事だな~。健康第一!
と色々な事に感謝。
「今、どこら辺?」とLINEで夫からの連絡。
「RUN HAPPYを通過したところだよ」と返すと、
「おぉ。もうそんなところまで(行ってるんだね)。」との返事。
フリーモントのかわいらしい橋のたもとを通り、ゴールの後に振舞われるらしいビールのアーチをくぐり進みます。
↑黄色いウェアで頑張って走る父
グーグルの敷地内に入ったところで、夫が後ろから猛ダッシュで追いついてきました。
疲れが出てきたので、気分転換を兼ねて持ってきたチョコレートを少しつつ食べながら走ります。
グリコのLIBERA、手で溶けにくくて、小粒で、とっても食べやすいです。
気分転換から食べ始めたチョコ、最初は1マイル進む間に1粒パクリだったのが、1マイル進む間に3粒くらいパクパク食べるように。
気分転換とかはもう関係なく、単なる食いしん坊の遠足状態。
(#^.^#)
ちなみにキロメートル表示は5Km毎(?)しかなく、1マイル毎の表示がある度に頭の中で1.6を掛けてキロメートルに換算します。
10マイルを超えると、疲れた頭に2桁×2桁の計算が効く~。(笑)
10マイルの表示から少し進んだところで和太鼓の応援
日本のレースでもうれしい和太鼓の応援ですが、アメリカでの和太鼓の応援は特別嬉しい。
ここで、1マイルで400フィートも上る急坂がドーン!
「1フィートっていったい何メートルやねん!」と思いつつ、とにかく急な坂を上って行きます。
「アメージング ジョブ」と沿道の少年が応援してくれます。
グッジョブを超えました。 (笑)
脚を上げても全然進まず、周りの人も皆歩いているので、大股で歩いて上る事にしました。
ここからはもうレースではなくホントに遠足。
坂の途中に建つ素敵な家々の窓や、ベランダ、玄関先から応援してくれる人に励まされ上って行きます。
ロックな曲をかけて踊りながら応援してくれる人も。
どうにかこうにか上り、もう少しかな?と思ったところで、
「坂の半分まで来たよ。」という看板を持った人がいて、「えーーー、まだ半分?」と言うと「いえいえ、ホントは後もうちょっとだよ。」という謎な励まし。
やっとこさで上り切ると、またちょっと元気が復活。
↑坂を上り切って嬉しい私の後ろ姿(笑)
病院の先生たちが沿道に出て応援してくれています。
嬉しいな。
そして急に視界が開けた。
\(^o^)/
丘の上から、シアトルの街とスペースニードル、マウントレーニア。
思わず、立ち止まって記念撮影。
なるほど〜。
この景色を見るために急坂を登って来たんだな。
ここからは。丘の上から見たスペースニードルがあるゴールまでどんどん下って行きます。
コースの両側に、「これって個人宅なの?」と思うようなでっかいお屋敷が建ち並んでいます。
上りもしんどかったけれど、ここに来ての下りは辛い。
「ちいは、左膝が痛いんだけど、パパはどっちの膝が痛い?」と聞くと、
「両方」と言う答えが返ってきたところで、下り坂が更に急になり、もう走れません。
(>_<)
「これ、トップランナーは走って下りたんやろか?ちょっとでもすべったり、つまずいたら転がり落ちて大事故やろ」と言いながら、ゆっくり下ります。
今では夢も標準語で見るようになった私ですが、びっくりしたりすると関西弁に切り替わります。(笑)
坂を下り切ったところで、スペースニードルが目の前に見え、どんどん大きくなって来ました。
「オールモスト ゼア(ゴールは近いよ)」と言う沿道の応援にまたまた嬉しくなります。
右手に見えるスペースニードルが更が近づいてきたところで、コースが左に曲がります。
「あれれ、ゴールから離れちゃうよっ」とコースを警備しているポリスマンにゼスチャで訴えると、笑いながら「は~い、こっち(左)に曲がって、頑張って、グッジョブ!」と返してくれました。
そこからほどなく13マイルの表示が見つかり、
父と夫に「来たね、来たね。」「頑張った。頑張った。」と称えあいながら、ゴールまで一直線に進み、
ゴール \(^o^)/
嬉しがりすぎて、父がゴールするところを写真に収めるのを忘れました。
感想メダルを受け取り、もらったバナナやプロテインやフルーツゼリーなどを食べます。
う~ん。達成感あり!
ロックを聴きながらしばし休憩。
うーん、脚が痛い。
父と夫は、ビールをもらって飲んでいます。
マラソンレースでビールが配られるなんて日本では聞いたことがありません。
数日前、「もしあなたが99歳でも年齢確認が出来る書類がないとビールはもらえません」と言うメールが事務局から来ていたので、父はパスポート、夫は国際免許を持って走りました。
「どんだけビールが飲みたいねん (笑) 」
シアトル ロックンロールマラソン、コースは想像以上にタフでしたが、フレンドリーでホスピタリティに溢れたとってもいいレースでした。
〈おまけ〉
シアトルでは、複数人が乗っている車だけが走れるレーンがあり、そのレーンは空いている上に、他のレーンより制限速度が速かったりもします。
旅行中は常にこのレーンが使えたので、渋滞にハマることも少なかったです。
^_^
これにてシアトル旅行、おしまい。おしまい。